プートン葡萄酒青山さんインタビュー

ー こんにちは、「パンダの酒蔵」の店長ジョウジョウです。今日は日本で数少ない中国寧夏省産のワインを販売する青山さんは、高品質な中国ワインを日本に広めたいと2018年から寧夏省の「寧夏ヤンヤン国際ワイナリー」からワインを輸入しています。
他のワインインポーターでは扱わない独創的で個性的な高品質ワインを販売している青山さんにインタビューをしてみたいと思っています。

 

もともと「中国でフランスワイン」を販売していたという青山さんが中国ワインを輸入しようと思ったきっかけは何か。中国ワインを通して日本の人々に何を伝え、どんな将来を見ておられるのか。とことん聞き取らせていただきます。

ー 現在のお仕事や、取り組まれていることを教えてください。
東京都台東区でワインインポーターをしています。開業してはや2年、当初は「寧夏ヤンヤン国際ワイナリー」のカベルネ・ソーヴィニヨン リー 2013年の1アイテムのワインしか輸入していませんでしたが、現在は「寧夏ヤンヤン国際ワイナリー」の赤ワイン5アイテム、白ワイン1アイテム合計6種類の中国高品質ワインを取り揃えています。
まだまだ日本の消費者の皆様にはどのような味なのかピンと来ない中国ワインを紹介するために2019年に東京でワインセミナーを開催しました。

ー どのようなセミナーを開催しましたか?
2019年に東京白金台の八芳園で開催された「ワインコンプレックスインターナショナル」に合わせて、寧夏ヤンヤン国際ワイナリーのオーナーである「何宏(フー=ホン)氏」を招聘しワインセミナーを開催しました。中国ワインの基礎的なことをテイスティングしながらのセミナーで開催し共同ニュースの取材も受け満席のお客様からは大変に好評を博しました。
寧夏自治区のワイン、日本で売り込み
また、将来も中国高品質ワインを楽しめるようにいろいろなイベントを企画しています。

ー 青山さんは元々フランスでワインを勉強していたそうですが、どのような経緯で中国ワインの販売を始めたのですか?
私は2004年にワーキングホリデーでフランスに渡りました。当時はワインなどに大して関心があったわけではなかったのですが、あまりフランス語を使わない仕事を探している中でブルゴーニュのサントネーという村にある小さなワイナリーで働くこととなりました。

フランスに渡った当初は半年くらいフランスで生活し帰国しようと考えていましたが、ワイナリ一での生活が性に合っていたようでその村で結局2年間ワインを作り、その後ボーヌという町にある農業学校でワインマーケティングを2年間勉強し、2004~2008年の合計4年間フランスに滞在していました。

ー そのフランスでの生活の後、その様な経緯で中国に行くことになりましたか?
フランスの学校にはスタージュと呼ばれる研修制度があります、その研修中働いていたワイナリーが参加した北京での展示会で上海人のワインインポーターと出会い中国にブルゴーニュワインを紹介するべく上海に渡りました。

 

残念ながらその会社は私が上海に渡り2年後に業務を終了してしまったのですが、急激に成長する中国のワイン市場に魅力を感じそのまま上海でワインビジネスに携わりました。
その結果2017年まで実に10年近く上海で生活することとなりました
ー その上海のワインビジネスの中で中国ワインに出会ったのですか?
中国に来たばかりの頃2008年に、はじめて中国産ワインをカルフールなどで有名どころの中国ワインを買って飲んでみました。値段は日本円で400円ほどと大変安価なのですが、味わいは薄くて酸っぱいというお世辞にも美味しいとは言えないものばかりであった印象で強く商売にはとても使えないものばかりでした。(色も薄く酸味も強すぎるので料理酒としても使用が難しかったです)その為上海時代に輸入していたワインはヨーロッパ産のものばかりでした。

ー 青山さんにとってあまり印象の良くなかった中国ワインの印象が変わったきっかけはどのようなものでしたか?
それは2017年に香港でのHONG KONG INTERNATIONL WINE & SPRITS FAIRで寧夏ヤンヤン国際ワイナリーのカベルネ・ソーヴィニヨンを飲んでからです。

それまでの料理酒としても問題があるレベルの中国ワインと異なりいきなり世界レベルの高品質中国ワインが現れたので非常に驚き、早速自社のワインバーやレストランで販売してみたところ日本人のお客様に大変好評を受けました。

 

初回で仕入れたワインは直ぐに売り切ってしまいましたが、お客様の「中国ワインないの?」というたくさんのリクエストから私が上海を離れるまで常にオンリストされ好評を受けていました。

ー 当時から高品質な中国ワインは中国の富裕層では人気でしたか?
比較的ワイン文化がある香港や広州などでは受け入れられていたものの、残念ながら上海や北京などの大都市ではまだまだ輸入ワインに対してのブランドイメージが高く中国人富裕層もそれらのワインばかりに購入していた印象があります。当時寧夏ヤンヤン国際ワイナリーのワインを上海で購入していたのは私の会社だけというのが実情でした。
中国人にとってはやはり大メーカーの作る昔ながらの低品質なワインの印象が強く、逆に偏見のない日本人にとっては高品質な中国ワインという分野が受け入れやすかったのかもしれません。
ー その後2018年から中国ワインの日本での販売を始めたわけですが、日本のお客様の反応はいかがでしたか?
品質面では中国ワインは認めていただけるのですが、中国のワインに対してのイメージが全くわかないお客様が多くいらっしゃるのでその点では苦労しております。
やはり、現在でも中国は世界第7位の生産量を持つワイン大国でもありますので、今後も展示会や試飲会などこちらも様々なアピールをお客様にかけて行きたいと考えています。
ー 中国で中国産高品質ワインと出会って人生の変わった青山さんの事業と中国ワインの発展をジョウジョウがお手伝いできるよう頑張りたいです。